ほっとしたのもつかの間、ふとよぎったのは…

あれ、なんで女を連れ込んでることがわかったんやろ。
あれ、車を駐車場に停めたからか～。まずったなあ。
あれ………車！！！！

セフレと私の車両方の、フロントガラス、運転席のドアノブ、車体の上にべっったりとついた納豆w

運転席側のフロントガラスを集中的にやられてて、運転にも支障がでそうな感じ。
まじまじと見てたら、
おそろしい。ありました、私あてのお手紙。

手紙の中身は、要は
男がクズだって気付けた！
私がいること知ってて遊んだあんたも同罪だからな！
って感じ。

そん時は、ケーサツとか浮かばなくて、とりあえず一刻も早くその場から逃げたかったw

ネバネバって本当に落ちないんだよ。
拭いても伸びるの。
自力じゃどうにもならなくて、翌日朝から車をディーラーに預けて、代車で出勤。
こんな車で会社行ったら大事だからね…

そもそも、私がセフレと知り合った頃は彼女はたぶんいなかった。
ある時期から家以外で会うことが増えて、たまに呼ばれたと思ったら女の私物で溢れてた。

セフレだから恋愛感情はないけど、でもセフレ以前に友達だから、最低限にお互いに尊重しあった関係ができてて、心地よかったんだ。

それが、彼女がいるってはっきり言われることもなく、あからさまな同棲してる部屋に呼ばれて、「そういうことだから！」とでも言われてるみたいで
それを察して何も言わずに触れずに変わらず仲良くしてきたのに、こんな仕打ちを受けて

セフレの立場から何も言えないかもしれないけど男に腹立ってた。

なんでかと言うと、どこから知ったか私の氏名と年齢を女は知ってたから。
手紙にご丁寧に書いてあった。
身元がバレてるから、いわれもない憎しみは買いたくなかった。

「すみませんが、心当たりがありません。
たとえそれが私だったとしても、私は仕事も家も無い身です。
これ以上、失うものはありません。
支払うお金もありませんが、命だけは、まだ残っています。
満足していただけるのなら、あなたと〇〇(男)の前で死にますので、その場を作って頂けたら嬉しいです。」

「よくわからないことで訴えられてお金まで取られるのなら、いっそ殺してください。」

「訴えられても、私には失うものはありません。与えられるものも何もありません。」

「底辺の人間から搾取できるのは、命だけです。」

あ、やばい方や。と察した

でも私は誤解をとく以外に目的があって彼女に連絡を取ってた。
そう、支払ってもらうこと。

話をそっちにシフトチェンジしようとしたところで……男から、
「悪いけど彼女のことは忘れてくれないかな？(可愛い顔文字＆キラキラ)
慰謝料欲しいなら俺が払うから」

女に連絡を取ったときに、同時に男の他の悪事をバラしたから、男とも縁を切る覚悟だったけど、男はなぜかあえて今まで通りに接してきてるように感じた。
正直、気持ち悪かった。

しかも家の中は、前に見た女の気配をうっすらとだけど感じる。
具体的にいうと、その女との思い出の品だろう小物とか、歯ブラシ。

男いわく、先輩の車だよ、とのこと。
あの女とは別人かもしれないけど、女が上がり込んでるのは確実。

こいつデリカシーとか全くねーなーとか思いながらも一晩すごしたよ。

そこで、何かが切れた私……

あれだけ怖い思いをし、女にメールして直接対決だなんて性分に合わないことを勇気を出してやらされ、気持ちを振り回されて
こいつらはハッピーエンドか。

だって、この男とんでもないクズだよ。
女は本当にバカなのか？
男も懲りずに、今までと変わらず私ほか多数女と遊びながらもあんなクレイジーな女とまだ続ける気なのか。

「そこにいる女に払わせろよ。」

ってさっき唐突に送ったとこ。
返事はまだなし。
あと女には電話番号と別のルートから
「明日中に払わないと、以前お話したとおり普通に通報します。どちらにしても示談を勧められるので、あなた(女)から支払ってもらうと男にお伝えください」
って送った。

このあとどうしたらいい？
男に電話してやろうと思ったけど、臆病でできなかった…。

男はもう疫病神だと思うから、払って貰ったら縁を切るつもりだから何をしてもいいんだけど…